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映画紹介

いま、ここに、ともに、生きる
誰もが不安を抱えるいまだからこそ、見えてくるがあ
高度経済成長の終焉から半世紀。急激な人口減少社会、ますます広がる貧困や格差は、否応なく私たちに様々な価値観の転換を求めています。そんななか起きた2011年3月の東日本大震災———

それは、被災地のみならず、いまを生きる私たちに、改めて“これから、どう生きていくのか”という問いを投げかけました。本作は、これまで長きにわたり、競争、効率、自己責任…ではなく、持続可能な社会への仕組みづくりを地域の人とともに模索・実践し続けてきたワーカーズコープ(協同労働の協同組合)による被災地での取り組みの様子を2016年2月から2017年12月までの22ヶ月間にわたって記録したものです。変わりゆく東京の下町での取り組みの様子を描いた第一弾「Workers」(2012)に続く映画第二弾となります。

明日をつくる、自分たちでつくる。
命残された者の使命として、現代を生きるひとりとしてーーー

大槌・気仙沼・亘理・登米—「ひとり一人の願い
と困った」からはじまるワーカーズコープの仕事おこしは、被災地でもおこなわれてきた。「放課後の子ども、障がい児を預かってくれる場を」、「お年寄りが安心して暮らせる街を」、「地元の資源を生かした地域の復興を」…と始めた取り組みは、次第に「誰もが集える地域の拠点へ」、「障がいのある人もない人も、自分らしく生きる場を」、「失業した人も、生きづらさを抱える人も、誰もが自分らしく働ける仕事を」「地域の魅力を生かした村の復興へ」…と、“ひとり”から“みんな”につながっていく。ときに不器用に、ときに無謀に、ともに向き合い動くなかで、優しく育まれるコミュニティの姿。そこには、様々な課題を抱える日本のこれからを考える上で問い直されている「ともに生きる社会」の原点があった—

 

※ワーカーズコープ(協同労働の協同組合)とは?

働く人や市民がみんなで出資し、民主的に経営し、責任を分かちあい、人と地域に役立つ仕事をおこす協同組合。発祥の地ヨーロッパでは、働き方のひとつとして定着している。一般企業とは違い、ひとり一人が労働者であると同時に経営にも参加する、一人一票の対等な立場でおこなう新しい働き方で、おもにまちづくり関連事業、介護、子育て、就労支援、公共施設の管理運営、食、農、林業などの一次産業を柱に、ボランティアではなく報酬の発生する事業を全国で展開している。※現在、日本には、ワーカーズコープ(労働者協同組合)を規定する法律がありません。現在、国会では超党派の協同組合振興研究議員連盟、与党協同労働法制化ワーキングチームによる法制定に向けた議論が行われています。

2018年/89分/HD/16:9/カラー/日本/ドキュメンタリー